1−2.長眠者(ロングスリーパー)
ロングスリーパーとは、体質的に1日10時間程度の睡眠を必要とする人のこと です。
ロングスリーパーは、人口の5%程度の人にあたると言われています。また、10時間以上の睡眠を必要とする人の割合は、人口の1%未満だと言われています。
ロングスリーパーになる要因、眠りの特徴については次のものがります。
親からの遺伝:睡眠は、概日リズムという人間の体温や器官などの活動ペースに関わるリズムと深い関係を持っています。通常の概日リズムであれば7時間程度の睡眠になりますが、ロングスリーパーの方はそれ以上の時間の睡眠を必要とするリズムを持っている傾向にあります。
環境や加齢による体質の変化:生活を取り巻く環境や加齢により、ロングスリーパーの体質に変化する場合があります。
中途覚醒が多い:夜中に目が覚めることが多く、睡眠が遮断され深い睡眠をとれないことから、長時間の睡眠が必要になる
夢を見ていることが多い:一般的に眠りのレベルが浅く、レム睡眠が多いことから夢を多く見る傾向があります。深い睡眠をとりにくいため、心身を十分に回復させるのに長時間の睡眠が必要になります。
あなたがロングスリーパーである場合、十分な睡眠時間を確保することができなかった日には、睡眠不足となり次のような症状が出る場合があります。
日中の異常な眠気
思考力の低下
記憶力の低下
小さなことにイラっとしやすくなる
これらの症状を改善するためには、深い睡眠をとるために工夫を行い、昼寝などを取り入れる等、確保できる睡眠時間で十分な睡眠となるようにしていくことが大切です。
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