■「RED ASH」の世界
ここかもしれない地球…。
ロボットと人間の戦争により、
一度は滅びかけた人類だったが、
野生化したロボット兵器と戦いながらも
廃墟となった都市や荒野でしぶとく生きのびていた。
彼らは過去の遺産──ロストテクノロジーによって
少しずつも復興を果たし、都市部で豊かな暮らしを
送る富裕層も現れ始めていた。
その一方で、地下に潜りロストテクノロジー発掘と
一攫千金に命を懸ける者たちもいた。
人は、その者たちを“ディグ屋”と呼んでいる。
RED ASH - The Indelible Legend
■ストーリー
人口10万人を擁する都市、グレイトスロップに危機が迫っていた。廃棄された大戦の遺物、城塞都市型巨大ロボット“カルカノン”がその進路をグレイトスロップへと向けたのだ。このままでは大災害は免れない。
グレイトスロップの住民たちはパニックに陥っていた。この事態に対し、グレイトスロップの中央機関である“ゲッコーカンパニー”は大型電磁砲『ピースメーカー』を使用し、これを撃破するという発表を行う。
パニックから一転、グレイトスロップは、この一大イベント“大砲祭り”で賑わいを取り戻す。
だがボーンズ商会の若き店主、コール・C・ボーンズの眉間にはくっきりと縦じわが浮かんでいた。
「カルカノンには伝説の遺産が眠る…」
ディグ屋の間では有名なウワサである。
「あの拝金主義者どもに破壊される前に お宝はいただいちゃいましょう…」
「カルカノンが電磁砲の有効射程距離に入るには… まだ14時間はあるわね。」
「ちゃーっと行って じゃんじゃんお宝かき集めて ぱぱーっと帰ってくるわよ!」
「これはボーンズ商会からの正式なオファーよ、3分で準備して!」
依頼先はもちろんいつもの得意先、ベックとタイガーの二人組だった。
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