東京大は来年度から全学部全学年で、成績の「優」以上を上位3割程度に絞る「優3割規定」の導入を決めた。これまで学部ごとにばらばらだった評価基準を統一し、「優」の乱発を防ぎ、成績の公平性・信用性を上げるのが狙い。同大は、3割に絞ることで学生同士の競争を促し、学力向上につながることも期待している。
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これまで成績評価の基準は学部ごとに設けられていたため、中には「優」が取りやすかったり、逆に取りにくかったりする科目があるなど、学内で成績評価の公平性や信用性に懸念の声が上がっていた。演習科目や少人数で受講する科目については対象外とする。
同大学務課は「学生が海外の大学へ進学する際にも受け入れ大学側から『東大の成績は厳格だ』と信用されることにもつながる」と話している。
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