『ザ・フィスク・ガイド』は、1982年、当時『ニューヨーク・タイムズ』紙の教育担当記者だったエドワード・B・フィスクが、
取材・調査によって初めて全米の大学を格付けした本である。
フィクスが採用した方式は、ホテルやレストランに使われていたミシュラン方式の「五つ星から一つ星まで」の格付け法だった。
つまり、彼は、それまで誰もが漠然と感じていたことを数値化してしまったのである。
このとき、フィスクが「五つ星」をつけた主な大学は、アマースト、ウィリアムズなどのリベラルアーツの一流校、
ハーバード、プリンストンなどのアイビー・リーグの一流校、それにスタンフォード、シカゴなどだった。
そして、「四つ星」にはボードウイン、ヴァンダービルトなどが入った。
ところが、「三つ星」をつける段になって、フィスクはあることに気がついた。
それは、学問・教育レベルから見て「三つ星」をつけられない大学が過半数に達しているということだった。
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