製紙、電気事業にも投資を行いさらに巨大化。1914年にウォール街に建設された本部は「モルガン邸[13]」と通称され、金融資本による経済支配の象徴的存在となった。それゆえ反体制派の標的ともなり、1920年には本部前でテロリストによる爆弾事件が発生。33人が死亡し400人が重軽傷を負ったこの事件では、「もはや我慢の限界だ。政治犯を解放しなければ、貴様ら全員に死が訪れる」という中身の脅迫文が無政府主義者を名乗る者から送り付けられている。FBIが捜査にあたったが、1940年に最後の事件報告書を提出し、ついに犯人は特定されなかった。
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